福知山のホテルサンルート。駐車場から見える電柱と電線。近頃、どうしたことか、ムクドリとおぼしき野鳥が夜に結集します。
これはいったいどういう現象なのか、ムクドリの習性に踏み込んでまで解説してあるサイトは少ない。野鳥による被害として扱う話題は多いんですけどね。そんななか、堀場製作所のWonder Channelというサイトが私の興味によく応えてくれました。
このサイトによりますと、ムクドリ科の鳥には集団で眠る習性があるとのことです。その習性を満たすために人工物を利用した結果が、この夜の大集結現象だそうです。集団で眠るのは天敵への防衛行動だそうでして、いざ危険が迫ったときには全員が編隊飛行に入るそうです。ムクドリは編隊維持のすばらしい能力を備えていると、このサイトは解説しています。このWonder Channel、動物好きには楽しいサイトです。
そうかあ、ムクドリたちはああして眠っているのかと感心していますと、ホテルサンルートに団体客が入ってきました。フロント総出でお迎えです。ムクドリたちが団体でホテルサンルートに泊まってくれたら生嶋支配人もホクホク顔でしょうね。
で、今回の本題はムクドリではなくて、ホテルのエコ努力。ホテル自身の努力というよりは客の協力なしには成り立たないエコ対策なんですが。
ホテルサンルートの客室に入りますと、窓際に上の写真のような案内が立ててあります。エコ促進を目的として客室清掃簡素化にご賛同・ご協力いただきたいという趣旨です。
東舞鶴駅前のホテルアルスタインでも同様の案内を見ました。ホテルアルスタインの場合は、ノークリーニングに協力したらミネラルウォーターのペットボトル一本がサービスだといいます。
ええことやないかと私は思います。思いますけど、なかなかノークリーニングで連泊する気にはなれず、実際はまったく協力していません。
ビシっとしたシーツのベッド、キュッキュッと音のする浴槽、ふかふかのタオル、すきんとした室内。これらはホテルの快適性そのものですからねえ・・・それを放棄する決心がなかなかつきません。快適性のない部屋であればアパートを借りてもいいわけですからね。
ただ、その快適性と引き換えに、毎日の洗濯、掃除には電力が必須です。そこを節約する趣旨で連泊客へノークリーニングを呼びかけてるんですね。そんなら、部屋はホウキとチリトリで掃除してシーツはタライで洗うとけというわけにもいきません。
私の場合、歯ブラシ、ひげそりといったアメニティーは自分で用意しますが、それもエコが理由ではなくて、ホテルには間に合わせのものしか置いてないからという理由です。
私がムクドリでしたら、お皿に水さえ汲んどいてもろうたらお風呂になりますし、ベッドなくても電線で寝ますし、糞はそのまま地面に落としますし、本当にエコな連泊客なんですけど。
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