2011-08-04

楽庵(福知山) 楽庵の楽は楽しいの楽

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 ずらりと酒。マスター好みの銘柄ばかりだそうです。自分がうまいと思うものだけに絞ったとマスターは言います。下がそのリスト(クリックして拡大)。この他に、時節限定の希少銘柄もあります。

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 今回、初めて行きました。あるお医者さんの奥様から薦められていた店でした。
 店の前に着くと、どこかの損保会社の宴会がちょうど終わったところでした。小さな玄関だけを見ていますと店のキャパシティーが想像しにくいのですが、まるで手品みたいに次から次へと十数人が店から出てきました。

 私は酒より晩ご飯が目的でした。まずは、楽庵握りセット。これで1000円には驚き。ネタが大きい。普通の2倍くらいに見えます。まさか下に握り飯が隠れてないだろうなとネタをめくりますと、ご飯の量は普通の半分くらいでした。 
 
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 これが寿司か?といえば、決して正当な寿司ではありません。マスターもそのつもりではいません。自分が寿司を食べるときにはこれくらいネタが大きくてご飯が少ないほうが好きだということで作ったメニューです。

 ネタもでかいが、マスターの声もでかい。声の大きさでいくとランチハウスリリーのマコちゃんには負けますが、屈託のなさではいい勝負。初めて行ったのに店との距離を感じません。マコちゃんとか楽庵のマスターとか、人柄の点で私とよく似た周波数ですねえ。

 距離を感じないといえば、「世間は狭いなあ」という話になりました。マスターと私は初対面なのに知り合いが共通。ビビアンがマスターの近所で子供どうしは小中ともに同じ学校、同じ学年。うちの会社のクロちゃんとマスターは昔からの顔なじみ。福知山という町は本当に世間が狭い。

 「悪いことできませんよ」とマスター。
 「他人の悪口も言うたらあかんな」と私。

 車で行きましたので飲み物はノンアルコール。甲州ワイン勝沼醸造のぶどうジュースです。500円。

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 こちらが串カツのおすすめセット。1600円。これもボリューム満点。ひと口サイズが出てくるのかと思っていただけに、うれしい誤算でした。でも、中味の素材にもう少し味付けしてあったほうが私は好きです。

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 ぶどうジュースには白と赤がありますので、赤も試してみました。両方とも自然な甘さでおいしかった。
 


DSC08299 ほんと楽しいマスターでした。楽庵の「楽」は楽しいの「楽」、お気楽の「楽」ですねえ。楽に草かんむりがつきますと薬になります。そうか、私の仕事は草かんむりつきの楽だったのか・・・。

 マスターは昭和30年代生まれ。子供の頃、大阪万博でエスカレーターを生まれて初めて見たそうで、当時の少年の好奇心をそのまま保ちながら酒飲みになった。そんな大らかさと一途さを感じました。楽庵のURLはhttp://mirutte.jp/shops/rakuan/です。

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