2011-08-02

ソレイユ イワガキに自信

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 ソレイユで食べる生のイワガキ。
 ソムリエの友次さんは自店の味に自信を示します。フランスにもイタリアにもないおいしさだといいます。

 私はフランスもイタリアも行ったことがないので友次さんの言葉を裏付けることができません。でも、少なくとも、福知山ではいちばんおいしいと思います。ああ、なんて世間の狭い自分であることか・・・

 エシャロットかなにか知りませんが、細かく刻んで牡蠣の上にたっぷりのせてあります。それが酸っぱい味付けとよくマッチして、口の中では牡蠣と溶け合います。イワガキが好きな人にはレモン汁を絞る数秒すらもどかしいくらいです。殻に残った潮水までおいしい。

 丹後の海のイワガキやトリガイは大きさが自慢です。私が初めてイワガキを食べたのは、秋田県と山形県の県境、鳥海山麓の象潟でした。そのときのイワガキはもっと小ぶり。しかも丹後ほどの厚みがありませんでした。一口サイズといえばいいと思います。
 あれは道の駅で食べたからかなあ・・・安かったからかなあ・・・
 そんなこともあって、丹後のイワガキには驚きました。この大きさ、コロッケではないのか?
 加えて、象潟のイワガキには鳥海山と海を同時に視野におさめながら食べるといった風情がありました。あの風情は、海に流れ込む鳥海山の伏流水がイワガキを育てるという自然の仕組みそのものでもあり、イワガキの向こう側にさらに広がる何かがあります。
 それだけに、磯の見えない飲食店のテーブルに、舞鶴産など丹後のイワガキが一個ゴロン、調理人はなにもしないで「レモン汁だけで食え」の出し方ですと、見た目も食べ心地にもグロテスクさが先行します。そのわりには1個900円とか1000円とかの店が多いから、「うまかったなあ」より「高かったなあ」の気分が残ります。牡蠣には目のない岩ガキ宏美も同じ感想でした。

 この日はグレ(関東ではメジナ)のポアレもおいしかった。一般的にグレの旬は冬だとされています。夏のグレもおいしいとは知りませんでした。グレは下の写真です。グレグレと聞いてわからない人がわりと多いのは、スーパーの鮮魚コーナーであまり見かけない魚だからだと思います。丹後半島へ行けばスーパーにも並んでいます。ツカヤと表記されていることが多いのですが、丹後だけでみてもいろいろ呼び名があるようです。
「つかや」ないしは「ひこや」が一般的。他に「ぐれ」(野原他)、「かんざぶろう」(大型・養老)、「かんしろう」(大型・養老・伊根)、「てんてんご」(北丹後)がある。
丹後で釣れる魚大図鑑から引用(http://www.h5.dion.ne.jp/~boatfish/f-zukan/index.html)

DSC08248 それでは、イワガキ、グレのポアレも登場する夏のソレイユを動画にて。他の出演者は、左の黒板に書かれた面々です。



 




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