猛暑をやりすごすのは至難の技ですが、猛暑ゆえにおいしさが際立つ辛味大根。蕎麦屋の夏。わきもとの夏。太陽よ照れ。夕立よ降れ。
おいしいです。ほんとにおいしいです。蕎麦と辛味大根とつけ汁のバランスが絶妙です。気持ちとしては蕎麦と辛味大根だけを食べるつもり。そうしますと、つけ汁の量が自然といい具合になります。辛味大根とわさびについて、VEGE STYLEというブログでは以下のように書かれています。これを読めば、蕎麦とよくマッチするのもなるほど納得ですね。
大根の辛味成分はアブラナ科の植物に含まれる「グルコシノレート」という成分で辛味大根は普通の大根の4倍も含んでいます。同じアブラナ科のわさびの辛味成分と同じです。すりおろす前の辛味大根を大将が見せてくれました。京田辺産。小かぶのような球体です。水分が少なく、おろしてもサクサク。大根のいいとこだけが凝縮されたような品種。この大根を食べたときのげっぷは屁みたいな臭いがせんこともありませんが、なんのなんの、それすらも幸福感と充実感。ああ、自分はあのおいしい辛味大根を食べたのか。
大将によりますと、辛味大根がもっとも辛いのがいまの季節だそうです。冬になれば逆に甘くなってミカンと同じ糖度になるといいます。蕎麦によく合うのは辛い時期、いいかえれば暑さ最高潮の季節。今シーズン、わきもとの辛味大根は8月11日が最終入荷日。そこから2週間で今夏の辛味大根は終わります。しっかり辛いのも入荷から2週間だそうですので、わきもとでは2週間で使い切るようにしています。
インターネットで辛味大根を画像検索しますと、長さのあるタイプも混じります。このタイプの場合は、上半分と下半分で辛味の詰まり方が異なるそうです。そのまますりおろしますと、上にいくほど辛味が少なくなります。その解決策として、すりおろす前に赤線のように包丁を入れて短冊切りにするそうです。上半分と下半分の短冊切りを均等に束ねてからすりおろせば辛味不足の部分だけをすりおろしてしまうことがありません。(写真をVEGE-STYLE: 辛味大根から拝借して、自分で赤線を入れました)。
久々にビビアンと蕎麦を食べました。ビビアンは温かい蕎麦。
暑いときに温かい蕎麦もオツなもんだとビビアン。感想がおっさん気味。
節電タイプ人間ビビアンは、エコ温度設定のエアコンでも身体の内側が冷えるそうです。
温かい蕎麦の天ぷらがうまそう。夏のしつらえの床の間を眺めながら温かい蕎麦もいいもんでしょうね。
温かい蕎麦の天ぷらがうまそう。夏のしつらえの床の間を眺めながら温かい蕎麦もいいもんでしょうね。
今日、宮津懐石の山音さんに立ち寄りましたら、「あの蕎麦屋さん、行きましたよ」とご主人がおっしゃってました。蕎麦がお好きだと聞いてわきもとのことを伝えたからです。「このあたりには珍しくていねいなお仕事ですね」とのことでした。山音のご主人といいますと京都の瓢亭で料理を学んだほどの方です。このブログで何回もわきもとをレポートしていて間違いなかったんだなと、私も嬉しく思いました。
わきもとはどっこいせと花火大会の14日・15日も営業しています。
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