2011-11-05

番外編:妻とふたりで米米クラブ(第5回日本一おいしい米コンテスト)





 米が立っております。お餅のような香りもします。この艶をごらんください。エントリーナンバー169番。これは果たしてどなたのお米でしょうか?



 5人の生産者が心をこめて育てた今年の新米。いま、それらを食べ比べて、感想をメモしながら、いちばんおいしい新米を選ぼうとしています。


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 今年8月の記事で「日本一おいしいお米のコンテスト(主催:山形県庄内町農林課)」を話題にしました(この記事です→http://osachun.blogspot.com/2011/08/blog-post_09.html)。
 消費者参加型米コンテストです。1000円のエントリー料を払って審査員に加わりました。












 10月も終わる頃、審査用の新米が送られてきました。各家庭での審査対象になるのは、一次審査を通過した420人の生産者です。
 その420生産者の新米が全国の一般審査員に振り分けられます。うちに届きましたのはそのなかの5生産者分です。審査のための新米が、ひと袋3合ずつ詰められています。


 1審査員が5生産者分を比べます。うちの会社の事務員さんはお母さんと二人で審査に応募しました。審査員が二人だということで、10生産者分の米が届きました。


 お米といっしょに、審査結果を書き込む用紙も送られてきます。


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 食べた感想について記入例が示されています。


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 妻お龍が、2合ずつ米を焚いていきます。うちには炊飯器がひとつしかありませんから、炊き上がるたびに二人で試食します。さっきから1時間に1回の間隔で白いご飯を食べています。





 お龍が炊き上がり直後の香りを確かめています。顔を突っ込みすぎますと、鼻の穴のなかを湯気でヤケドしそうです。





 おかずは、私がタラコ。お龍がちりめん山椒。それだけ。白いご飯といちばん一緒に食べたいおかずで食べるのがいちばんおいしい。その結果を審査しようという意図です。






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 わきもとの大将からアドバイスを受けました。新米を食べ比べる場合、焚きたて段階では本当の違いがわからないそうです。冷えてからが実力だと大将がいいます。
 大将が教えてくれたとおりに、塩も何もつけないおむすびにしておきます。冷めた順にラップをして水分を逃がさないようにしながら、審査すべき5種類がすべて冷めるのを待ちます。







 何杯か食べていくうちに、「ありがとうございます」と思わず口からもれ始めました。ほんとにおいしい米ばかりです。オカズが邪魔になる米ばかり。こんなにおいしい米をありがとうございます。いやあ、コメの国に生まれ育ってよかった。奥さんも日本人でよかった。


 我々夫婦が審査するのは5生産者分にすぎません。優勝米は他の審査員に送られた米のなかから出る可能性もあります。「俺らよりうまい米食べとる審査員もおるかもしれんな。それまた悔しいな」とか言いながらも、自分が食べた生産者に勝ってもらいたいという心境になっていきます。


 現時点で、5つ目の新米を炊飯中です。皆さんも来年は審査に参加されませんか?

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