2010-10-02

カフェド十番館 舞鶴市 東舞鶴駅前 パスタ ケーキ コーヒー 「恋の行方も味次第?」


 東舞鶴駅前、ホテルアルスタイン1階、カフェド十番館.

   午前10時。

 出来上がったばかりのケーキがショーケースに並べられていく。
 美人パティシエ田中さん自らがキッチンとショーケースの間を往復している。

 田中さん、ちょっと立ち止まって。はい、笑って。

 ニコパチ写真を撮らせてもらった。この美貌がケーキの味に乗り移ったと書く約束だ。
 けれども、どうだ。いま見たら手振れしているではないか。撮影しなおしてちゃんとした写真に入れ換えるから、田中さん、いまのところはこれで我慢しといてくれ。
 田中さんもだいじだが、ケーキも早いうちに写しておかねば。すぐに売れてしまってショーケースの中が淋しくなる。



 カフェド十番館の創始者は櫻木博さん。いまは四つの会社の代表取締役を兼ねる実業家の立場だが、すべては舞鶴市に開業した喫茶店、珈琲十番館から始まった。1973年のことだ。
 櫻木さんはTomato & Onionの創始者でもある。2006年、Tomato & Onionはスカイラーク傘下に入った。スカイラークになった後もTomato & Onionの名前とあの独特のインテリアはそのまま維持するという条件だった。櫻木さん、ドリンクバーは導入しないという約束もしておいて欲しかった。


 十番館へ来たら、私はだいたいコーヒーだ。カウンターのなかで女性が一杯ずつ丁寧に淹れてくれる。昭和生まれのオヤジは、コーヒーを淹れる女性の横顔に弱い。セミプロのベリーダンサーなんてアルバイト女性もいるから、オヤジはもう抑えがきかない。


 
 店を見回せば、午前中からすでに女性客が多い。ケーキがうまい店には女性が集まる。世間に共通の現象だ。
 ランチタイムになると、パスタセットのおいしさと割安感がこれまた女性を惹きつける。ホテルの広い駐車場(車庫入れの難しさがない)も女性には便利なのだろう。

 十番館はパスタだけが専門の店ではない。しかし、自家製生パスタだ。製麺機からパスタを絞り出すのにはえらく力がいるらしい。社長(櫻木博さんのご長男)とスタッフのメニュー考案熱は高く、季節に合わせてパスタの種類が変わる。

 先日、福知山市のある中学校の先生に十番館を薦めた。先生は彼女のハートをなんとかつかみたい状況にある。東舞鶴の映画館で「はなみずき」を観る約束だという(生徒からは高校生かとつっこまれたが)。映画を観終えてからの晩ごはんは地理的にも予算的にも十番館しかないと、私は確信した。
 ついでにホテルアルスタインのダブルを予約しといたらどうですかと冗談も言っていたのだが、恋の行方やいかに。十番館でご飯を食べてもうまくいかないようなら、それは他に問題があるといわざるをえまい。
 さて、結果を聞くのが楽しみだ。

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