「天国はまだ遠く」を象徴するロケ地。一本桜と称される。松尾地区にある。 |
「天国はまだ遠く」という映画(2008年公開)をご存知の方もおられると思う。
原作瀬尾まいこ、監督長澤雅彦、主演加藤ローサとチュートリアルの徳井。ロケ地は天橋立近く、とくに世屋、養老の周辺。
シネマトゥデイによる紹介ページはこちら→http://www.cinematoday.jp/movie/T0006682。
ロケ地に関する詳細はこちら→http://www.amanohashidate.jp/tenmada/roke_all1106.pdf
ロケ地をひとことで言い表せば、宮津市でも山と海の"おいしい"景色が絡み合う場所。標高600mを超える太鼓山や高山を背に負いつつ山の地形が海に向かって落ちてゆくあたり。あちらこちらから海が遠望できる。山の頂と頂の間を白い客船が走る景色も目にする(左中段の写真で見えるかな?)。
上世屋の集落 |
この映画のロケ地めぐりをレポートするブログも多いが、地元が用意したロケ地めぐりツアーを利用した記事は少ない。
ツアーの値段は、現地までの交通費を含まないで約4万円もする。う~ん・・・
映画の話はさておき、この一帯は紅葉もなかなかすばらしい。
関西の山々は杉の植林が古くから進んでいる。広葉樹の紅葉を楽しめる場所が少ない。そんななか、世屋高原一帯は広葉樹主体の植生だから、全山が紅葉する。東北地方の十和田八幡平や栗駒山などの迫力に及ぶはずもないが、関西のなかでは東北っぽい紅葉だ。
紅葉に関してこのページ→http://koyo.walkerplus.com/detail/ky6028.html
ここの紅葉は11月に本格化する。今年みたいな猛暑の夏の場合、秋はどんなもんなんだろうか。世屋から太鼓山、そして野間へと抜ける丹後縦貫林道を走ってみた。林道といても舗装路ばかりだから、車の底を打つとかタイヤが破れるといった心配はない。
もちろん紅葉にはまだ早すぎた。色を変え始めた木もなかにはあるという程度だ。「天国はまだ遠く」のあたりじゃ「紅葉はまだ遠く」といったところ。夜の気温がもうひとけた台にまで下がっているはずなので、これからどんどん木々が色づいていくのだと思う。
ただ、ひとつ残念なことに、スイス村東側が道路工事で通行止めになっている。
しかも11月30日まで。まことにいじわるな通行止め期間ではないか。
もっとも頻繁に海を遠望できるのが角突山線と名づけられたルートで、宮津側の世屋から上がって世屋高原家族旅行村→スイス村へと通じる道なのだが、この工事区間がスイス村まであと約5~6kmの部分を塞いでいる。この秋はちょっと使いものにならない。
丹後縦貫林道の地図はこちら→ http://maps.google.com/maps?hl=ja&biw=1904&bih=841&q=%E4%B8%B9%E5%BE%8C%E7%B8%A6%E8%B2%AB%E6%9E%97%E9%81%93%E3%80%80%E5%9C%B0%E5%9B%B3&um=1&ie=UTF-8&sa=N&tab=wl
けれども、スイス村へは弥栄町側の野間から行くルートがある。より高い場所へ行きたいときはこのルートを使えばいい。 スイス村から碇高原を走って宇川に下りる区間では、宮津側と違って外海が視野に入ってくる。水平線まで見える。
「天国はまだ遠く」的に角突山線で宮津側の海の遠望を楽しんで養老に下りてしまうだけでも、充分にドライブの値打ちがある。天橋立や伊根など、海の近くでもいっぱい遊びたいというときには、この世屋~角突山線~養老のルートがいい。
海へ下りてきた |
魚が泳いでいたけど、写ったかな |
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