2010-10-16

綾部市 綾部パーキングエリア 舞鶴若狭道 「元祖あやPいまだに健在」 

 
 あやPに出会った。久しぶりに出会った。
 缶コーヒーが飲みたくて立ち寄った綾部パーキングエリア。
 あやPが昼寝をしていた。
  「おまえ、どうしてた?生きてたんか?」
 あやPにそう語りかけた。


 私の知る限りでは、この綾部パーキングエリアのノラネコはあやPから始まっている。あやPの娘が母ネコになり、その娘がまた母ネコになる。その間にあやPはまた腹がふくらんでいる。あやPには産休明けというものがない。あやPに新しい孫ができたかと思っていたら実はそれがあやPの新しい子供だったりする。

 近親相姦だからどんどん増えていくんでしょうという人もいるが、私はそうではないと考えている。というのも、子供時代は家族と常に行動をともにしていたオス猫が、ある日を境に綾部パーキングエリアからいきなり姿を消すからだ。ライオン同様、ノラネコも母系集団で生きていくのではないかと思える節がある。成長した後もあやPの周囲に残っているのはメス猫だけだ。

 あやPはえらい。何がえらいかというと、人なつっこい。行きずりのドライバーにも媚を売り、餌をねだる。そのおかげであやPの子供たちは飢えたことがない。
 日本高速道路公団もそこに気づいたのだろう。動物に餌をやらないでくれという貼り紙であやPに対抗してきた。
 でも、日本道路高速公団もまたえらい。貼り紙以外は見て見ぬふりをしている。 あやPを捕獲してしまえば解決が早いなんて、巡回のオジサンたちはこれっぽっちも考えていない。

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